恋でも愛でもない涙 vol.2

↑vol.1

まさかvol.2ができるとは…………

今回も装丁カフェにお世話になりました！短歌用の画像メーカーも追加されていたのでこれからもお世話になる予感(今回は短歌数の都合上小説ハイライトを使用しています)

初め2首は上記のブログからそのまま引っ張ってきたため全文同じです(このブログの公開とともに上記ブログの当該箇所は削除済みです)

アイドルを挟んだ下敷き押し花のしおり色褪せゆくあなたの字

先生が学生時代にすきなアイドルを切り抜いて下敷きに挟んでいたという話をしていて、先生も当時の流行りに乗っかってたんだ…！という驚きからできました 話を聞いたときは時代を感じてメロメロになってました　下敷きに挟んだアイドルも、しおりにしたお花も無くならない(風化しない)のに先生が書いた字は残せずに忘れていってしまうのが寂しくてかなしい

余談ですが「克」という字がでてきたときに何回もこの字は逆三角形をイメージして書くんだよというようなことを言っていて、これは絶対にテストに出るなと思ったら本当に出てきてめちゃめちゃテンション上がりました 先生が書いた「克」は今も鮮明に思い出せる 黒板のどこら辺に書いてたかも思い出せます(ちょっとこわいね) 忘れたくないよ〜〜

行間を読んでくださいこの愛を篩にかけて捨ててください

試験における物語なんかどれだけ行間を読めるかだと思っていて、まぁ私は全然読めないんですけど(…)　先生に私の気持ちが何もバレたくないとずっと思っていて、結局何もないまま、ゼロのままおわったので私は今も先生の知らないところでこんなことをしているわけです アイドルを推しているときの感覚に似ている気がします 私は勝手にあなたへの愛を叫ぶけど知らないふりをしていて欲しい(私に気づかないで欲しい)というわがままな願い

海でなく山でなくではなんなのかこの愛情はこの憧憬は

北条政子の“そのご恩は、山よりも高く、海よりも深い。”という演説の一部からこの歌は着想を得ています　この言葉どこで聞いたんだっけと思い調べた結果北条だとわかったんですが、“父母の恩は山よりも高く海よりも深し”ということわざがあるとは知りませんでした

人生日々勉強❣️😉

ブログ公開後に詠んだ(上の句はそれより前に詠んでた)のですがなんかストレートになりすぎてませんか？大丈夫ですかこれは？(基本ずっとストレートよ……)　短歌、心の余裕度がモロに出ておもしろい

日に当たることなく言の葉育たずに（あなたのすきな歌を教えて）

授業の流れで先生がすきな俳句を一句知ることができて、そのことがとてつもなくうれしくて、でも私からは話しかけられなかったのでそれ以上何も知れなかったな、もったいないな、の歌

言葉は外に出さないと枯葉のように積もっていくだけで、その感覚が今も私の心に残っている

今もなお一番にいるもう二度とあなたには見てもらえないけど

短歌ワンドロのお題「一」より

あなたの授業が受けたいよ〜( ᵕ̩̩ㅅᵕ̩̩ )( ᵕ̩̩ㅅᵕ̩̩ )な一年間でした　 去年は先生をモチベーションにがんばっていましたが今はもう自分を満足させるためにがんばっています　頼むよ私！

夏期講習とかだけでも授業しに戻ってきてほし〜 叶わないってわかってるから願ってしまう

特別が変わることはもうないのだし一人で歩けるようになりたい

一年経ってやっと少し明るい歌が詠めた気がしています　今もこれからもずっと特別なんだろうしそんな人に出会えたという事実を大事に大事に抱きしめて自分の未来のためにもっと国語をがんばりたいな、という歌 ちょっと前向きにはなったけどまだ一人で歩けてない

本当に伸ばすべきは数学ですが……

アイドル以外の個人について詠んだのもこの連作が初めてですしまさか12首も詠むとは思ってなかったです　12首目でひとつ区切りが着いたような感じがしているんですが、また私個人の節目に先生を思い出して詠んでしまうかもしれません

届かないからってこんなにも重いラブレターを詠んでいいのか……という気持ちにどうしようもないから詠ませてほしいという気持ちが勝って気づけば12首も詠んでいました

今回のVol.2は前回よりだいぶオープンになっている気もしています　これは大丈夫なんだろうかとずっと不安ですが、めそめそしてた気持ちを31文字にまとめて整理できたのは良い経験でした

あと自分で言うのもなんですが「恋でも愛でもない涙」というタイトルめちゃくちゃすき なのでこの連作を終わらせたくない気持ちもある　ずっとこのタイトル使ってなにか詠みたいです

海と空と炎のあおいろ

渡辺翔太さん30歳のお誕生日まで、#100日しょぴさん短歌　という企画をしていました！　長いスレッドですがちょこちょこ読んでくださるとうれしいです🍇

1.
あおいろ
#アイドル短歌#100日しょぴさん短歌 pic.twitter.com/PjXc9uJwoc

— 独活部 (@BudoooooO__0826) 2022年11月4日

この企画最終日にあげた短歌(上記画像)についての解説です。

ふせったーで2年くらい前に書いていたものの移行も含まれています。　文脈ぐちゃぐちゃですが……

解説というよりもはやラブレターなんよな………………(いつものやつ)

海のあおよりかは空のあおさかなほんとのあおはなんなんだろう

渡辺さんのメンカラと彼の好きな部分を絡めた歌 この後出てくるもう1つの短歌のもとになったもの

まず、渡辺さんは私たちに見せない部分が確かにあって、私たちに見せてくれる部分も素の渡辺さんではあるんだろうけどそれが全部ではなく、アイドルとしてみせたい部分をみせてくれているのかなと感じています。アイドルの自分というのが確立されているんだろうなというのと、アイドルとしての自分の立ち位置を見つけてその時その時の自分を出してる感じが全然素が見えないけどそういうとこだいすきやな〜 っていう短歌です。海のあおは深くて暗い黒に近いあお、空のあおは晴天のときのあおのイメージです。

渡辺さんの魅せたいアイドルの自分が私には浮きあがって見えるんですよね。
私が感じてる渡辺さんの"見せない"は隠してるとか見せたくないとかじゃなくて見せる必要がない、から見せない　だから見せたい(見せてもいい)と思ったものに関しては結構ばーん！と見せてくれてる感じがします。どういう意図があるかは別として、他人に見せない部分があるのは渡辺さんに限ったことではないと思います。(自分にもありますし)
あと自分をつくってる、演じてるっていう言葉は全然似合わない人だなって思います。
あくまでも自然体でいる
あとさっぱりしてる 薄くて透明でひらひら、でも存在感がある 渡辺さんの性格が出てんのかな〜 そこはわからんけどなんていうか明るい 光をいっぱい吸収して反射しているような

渡辺さんの深い部分を知るのが好きになりたての頃は怖いな〜って思ってました。
というのも、渡辺さんのことを私と同じ世界を生きてる人間だと思ってなかった節があって(崇拝？) だから人間らしいところを知るのが怖かったんだと思います。　この怖いの説明難しいな〜｢深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ｣みたいな…………(自分でもわからんな……………………)
今は渡辺さんの人間くさいとこも渡辺さんを知れるのもすきだしうれしいです。めちゃめちゃ正直で、なんでもすぐ教えてくれるのがうれしいし、変化を自分で受け入れてるところがかっこよくて憧れです。私自身は変化を恐れてしまうところがあるので余計に

この短歌を作った当時はまだ全然知らんことだらけだったので「なんなんだろう」と疑問が大きい感じになりました。比較的はやくつくれたと思います。30分前後ぐらいかな恐らく

そして

海のあおとかあと空のあおさかな炎のあおも混ざってるかも

さきほどの短歌を改変していったもの　2020年のお誕生日短歌の二首目にしました。

海のように深く謎めいているあお、晴れた空のようにすっきりと澄み渡っているあお、炎のように熱く存在感のあるあお、全部もっているよな〜となり、だんだんかわっていきました。

「かな」とか「かも」を使ったのは 渡辺さんはこのあおを持ってる！って断定したくなかったのと思考の余白を生みたかったからです。
海とか空はその日の天候や場所など様々な要因によって色が変わって見えるところに渡辺さんがその時々の場面でいろんな顔を見せてくれるところや、ほんとの色がわからない(知らない)ところに似ていると思いました。
あと、酸素供給率が増えると炎は青くなるので、酸素を仲間としたときにジャニーズ事務所、あるいはアイドルという職業は渡辺さんにとって青い炎と同じぐらい熱くなれるものなのではないかなと、そうだったらうれしいなと思い入れてみました。
他にもいろんなあおが混ざってるでしょうしあお以外の色も混ざってそれは結局海とか空とかもともとあるものではなく「渡辺さんのあお」になる。

渡辺さんのこともっと知っていきたいですね。　渡辺さんがみせたいアイドルの「渡辺翔太」を素直に受け取っていきたいです。
これは結構時間かかったかな〜 ぶっ通しではなかったので総時間になるけど3時間ぐらい？　炎のことを調べたり3つのあおをどう繋げるかいろいろ試したりあおの表記をひらがなにするか漢字にするか1つずつ漢字変えるかとかいろいろ悩んだりしたのでもしかしたらもうちょっとかかったかもしれないです。

詠んだ時は完全に無意識で2つの短歌をまとめていて初めて気づいたんですけど深い海、高い空、熱い炎って手の届かないところのあおを選んでいるの、私が渡辺さんを手の届かない存在だといつも思ってるのが表れていておもしろい　テーマとかベースが同じでもいつ詠むかによって言葉が変わるのもおもしろいですね😚

海のあお、炎のあおと空のあお 3:4:3でアイドルのきみ

そしてさらに2022年、今の私が詠んだ歌

アイドルである自分をみる冷静さ、仕事，美容などの自分磨き，ファンに向き合ってくれることへの熱さ、ほんわかしたおおらかさ(柔軟さ)と自由さを海と炎と空のあおで表しました。

冷静さ　渡辺さんをものすごく俯瞰の人だと思っていて、常に自分を客観視しているから爆速反省会始めるし(真面目)そこがめっちゃすきです。今自分に求められているものを正確に判断できる人でありながら場に流されているわけではないところもすきです。

あと冷静にキレッキレのツッコミしてるところを見るたびにさいこ〜❤️‍🔥❤️‍🔥ってなります❣️

熱さ　渡辺さんのインタビュー読めば分かる、アツイ人や……(モノマネのモノマネ)　デビューコンの挨拶も歌舞伎やライブに参加できなかった人たちへかけ続けてくれる言葉にもわたしは何度もすくわれました。それはとても真摯に誠実に私たちに向き合ってくれているから出てくるものだと思うので、そんな渡辺さんが見せてくれるもの(伝えてくれるもの)を素直に受け止めてデカい声でいっぱいだいすき〜！ありがとう！って言いたいです❤️‍🔥✊

おおらかさ(柔軟さ)と自由さ　

Jr.時代群を抜いて怖かったのが翔太くんですが今はとても優しいのが逆に怖いです。何かキッカケはあったんですか？(鈴木大河さん)

単純にダサいと気づきました

Venue101 2022.7.16

この発言がすきすぎました……………… なんか、私は当時を知らないので本当に昔はトゲトゲくんだったのかもしれないけど、今その当時を振り返ってこう言えることがめちゃめちゃかっこよくて心臓鷲掴みにされてしまいました。今はまろまろしているところが見られるのもかわいい❣️

でも空のあおはその沸点が高いかどうかのおおらかさだけではなくて、人を受け入れることにおいての柔軟さでもあります。渡辺さんって人の意見や話に対して否定から入らないイメージがあって　それが意識的なのか無意識にできているのかまではわからないんですけど。一旦受け止める、そこから自分の意見なりを言うっていうとても大事で、でもとても難しいことができるところがだいすきです。

あと渡辺さんって結構不思議ちゃんじゃないですか？不思議ちゃんっていうかほんのりマイペースさがあるような　自分がなにか言おうと考えてるときとかなにかしようとする直前にあ、これ多分いま人の話聞いてないだろうなって感じる瞬間がたまにあります(かわいい)　結構すぐ自分の世界に入れる人なのかな、そこがすきです！🥴　オレンジkissのお花トリオ(なべだてふか)インタビューで突然えいえいおーしだしたり宮舘さんが話してるときにラヴィットポーズ(？)したり

自分や周りを客観視しまくってるのに主観的時間(？)もしっかり流れているしその時間に突然メンバーを巻き込むバランスが絶妙で面白い。

ということで、渡辺翔太さんの『あおいろ』3首まとめられてよかったです！ただの渡辺さんだいすき♡ブログだったかも…………(そうだね)

これからも渡辺さんの様々な『あおいろ』を見ていたいです〜🍇

そして改めて、#100日しょぴさん短歌 にお付き合いいただきありがとうございました！　未熟でダメダメスケジュールでしたが約100日間たのしく詠めたので満点です！！(激甘判定)

コンビの歌だけでもまたブログ書けたらな〜と思ってます！　ほんとは全部書きたい……

ライブで始まりライブで終わった29歳、お疲れ様です　そして30歳のお誕生日おめでとうございます！今年もどうかすこやかにアイドルをたのしめますように　渡辺さんが進む道にとびきり綺麗な花が咲き誇っていますように💐🍇

渡辺翔太さんが今日もすきです！！

恋でも愛でもない涙 vol.1

2022年3月にご退職された現代文の先生へ向けた連作

1年間だけの本当に小さな、授業ぐらいでしか関わりはなかったけどとてもだいすきな先生でした

届かないラブレターをまたまた詠んでいます

 

↑小説ハイライト | 装丁カフェでつくりました〜 動画も残せておもしろかったです

その花の名前を教えて欲しかった 私の話をして欲しかった

【別れる男に、花の名を一つ教えておきなさい。花は毎年必ず咲きます。】

川端康成『化粧の天使達』より

上の句はここから浮かびました　“その”花と詠みましたが、特になにかの花を指しているわけではないです 

担任でも副担任でもなかったので私と話すことも私について話してもらうこともなかったのですが、私についての印象とか聞いてみたかったです 印象を持ってくださっていたのかわかりませんが…　一度私が濃厚接触者になって一週間休んだあと、(zoomでは授業受けてた)久しぶりに対面で授業受けたときに「元気か」みたいな「久しぶりやな」みたいなことを言ってもらえたときは走り回りたくなるぐらいテンションが上がりましたね でももうなんて言われたか覚えてなくて今めちゃ寂しくなりました

“あなたを忘れるのがこわい、あなたに忘れられたくない”という歌

思い出を勝手に貰うあなたのをあなたと私の思い出にする

第一印象が静かで堅い人なのかな……だったんですけどいざ授業を受けてみたら自分の話をたくさんしてくれて、しかもそれが全部おもしろかったのがすきポ(すきポイント)でした　話してくれた先生の過去を大事に大事に抱えてしまっている 重たい自覚はあるし、結構ギリギリのところにいる気もしている まだセーフだと思いたいけど客観的に見てこれはどうなんだろうか……大丈夫ですか？(？)

先生と呼べなかったな数十センチ先にいたのに測定不能

去年一年間、座席が一番前かつド真ん中で(自ら望んでその位置にしてもらってた)先生との距離が自分の机と教卓分しかなくて本当に数十センチ先にいたんですけど私多分1回も｢先生｣って呼んだことなくて……　先生が居ないところではこんなに呼んでる(詠んでる)のに対面すると人見知りが発動しっぱなしでしたね

もし花を贈ればもしも名を呼べばもしもしお元気ですかと言えれば

基本的に関わりがゼロだったので短歌のほとんどがifの話　「もし」「もしも」ときていいリズムだなと思ったらもう次は「もしもし」しかなかったです このifの先にはなにかあるのかな〜 もしもの話はどこまでいっても“もしも”だから楽しいのかなと思います

「左様か」と静に解を導いた彼の右腕になれるわけなく

先生の口癖で、生徒の答えといわゆる模範解答が違ったときに｢左様か｣って言っていたのが好きポでした 自分が答えたときにそう言われたら絶対焦りまくってましたけどね(笑)　そして文字にして左という字を改めて見たときパッと右腕というワードが浮かんで、先生の右腕になれたらとてもしあわせなんだろうな、なれないけどと思った結果の歌　左と右で対になるやんイイね！っていう軽い気持ち8割(ほぼノリなんかい)

この1は1番なのかそれかただ数百人いるうちの1人か

これは本当に自慢でしかないんですけど(最悪の入り)高校に入学してからずっと現代文だけはコース1位の成績を死守していて、そこからできた歌です 私にとって通知表に載る1という数字は1番の「1」だけど先生にとって私は数百人いるうちの1人でしかないだろうなという歌 私がずっと1位でいたことになにか感じてくれていたのならうれしすぎて泣いてしまいます それを確かめる術はもうないけれど　算用数字と漢数字の併用きもちわるいかなとも思ったんですが1を強調したくてこうなりました やっぱりちょっと違和感があるけど

アイドル短歌も基本ラブレターだしこれは完全にラブレターだし私の詠む短歌はベースがラブレターなんだなって改めて実感しましたね　届くか届かないかが相手に委ねられてる(自分では確かめられない)からこんなにストレートに詠めてるのかな　良いのか悪いのか、匿名性を利用しまくってるじゃないか…………

あとはアイドル短歌よりも対象(人)を想って詠んでいた気がして、古今和歌集とかに収められている恋歌を詠んだ人たちはこんな気持ちで詠んでいたのかな…って思いました(授業での感想？)　寂しいとか悲しいがベースにあるときに詠んでるので全部暗いし重い…

アイドル短歌もその人を想って詠むけどそれよりもその人のイメージとかその人を見る自分について詠むことがおおいのでまた新しい詠み方ができておもしろかったです！🥴

#自選10短歌集2021 参加記録

2021年に詠んだ10首のちょっとした解説みたいなもの　やっと書けました……やっと……………………　年末年始ドタバタしていて、落ち着いたら書こうと思っていたら新学期が始まってしまい結局ドタバタな中書いています(笑)

ラムネ瓶片手に笑う神さまは青白く鳴る共に行こうと

未発表作　渡辺翔太さんに寄せて　2019夏の音楽の日、ひらりと桜の渡辺さんの歌声に雷に打たれたような衝撃を受けました。ラムネ瓶片手に笑い手を引いた青白く鳴る神の名前は(こちらも未発表作)をリメイクしたもの。どちらも詠んだのは2021年。

ふかふかのパンケーキの上歩く時みたいな繊細さなんかないな、

2021年3月 初めてふわっふわのパンケーキを食べたときのこと　パンケーキをナイフで切るとき、自然と背筋が伸びていました。私はふかふかのパンケーキの上を上手く歩けないのだろうな。おいしかったのでまた食べたいな〜

メープルが粉砂糖の上すべるときみたいなゆかいさだったらあるかも

2首目を受けての歌　粉砂糖がメープルを弾いて結局パンケーキにメープルが全然かからなかったのが見ていておもしろかったこと、自分もこういうおもしろさ(愉しさ)を持てていたらいいなと思ったことからできた歌。

2020年の年末から3月まで短歌が詠めなくなってたんですが、この2首はパッと思いついたし今までで1番はやくつくれたような気がします。それぐらいパンケーキが印象的でした。久しぶりに友だちに会えたというのも大きいかもしれないです。

月を抱く瞬間にだけ見える色、スポットライトが永遠にする

深澤辰哉さんのお誕生日に寄せて　ステージ上での深澤さんを見るとやっぱり紫の人だなと実感します。曲の世界観に溶け込む深澤さんはさながら薄い雲や煙のよう。掴めなさや儚さを持ちながら、ステージ上の存在感もとても強いひとという印象です。雲が月を包む刹那的な情景とメンカラライトに包まれる深澤さんが思い浮かんだのでできた歌です。

桜降る朝を集めてきた僕らさあ踊ろうか梅雨明け宣言！

佐久間大介さんのお誕生日に寄せて　佐久間さん=桜というのがまずひとつ。そして私の中で佐久間さんの明るさは晴れた朝のイメージがあります。実際7月5日に梅雨明けはまだしていませんでしたが、佐久間さんのダンスは天気さえも操れてしまいそうなほどの力があるように思います。

薄紅のりんごが君の手に落ちる速度は愛と何を掛けよう？

阿部亮平さんのお誕生日に寄せて　薄紅のりんごは、島崎藤村『若菜集』に収録されている「初恋」とニュートンが万有引力の法則を見つけたとされる逸話から。落ちる速度は自由落下運動の公式「v=gt」より。阿部さんのお誕生日短歌なので知識モリモリで作りました。

八月に咲いた椿があるらしい きみの真中で燃え盛る意志

重岡大毅さんのお誕生日に寄せて　映画「溺れるナイフ」から、私の中で重岡さんはずっと椿のイメージがあります。重岡さんの情熱は椿のように強く真っ赤なのでしょうね。これを作るときは知りませんでしたが、赤い椿には「You’re a flame in my heart（あなたは私の胸の中で炎のように輝く）」という花言葉もあるそうです。改めて椿は重岡さんだなと思いました。

赤ペンで花丸つけて抱きしめたいのちの色はあなたに倣う

重岡大毅さんのお誕生日に寄せて　重岡さんは太陽のようであり、前述したように椿の印象が強いですが、どんな赤色かと言われるといのちの色だなと思ったところから。そして、重岡さん作詞作曲の「間違っちゃいない。」は私のこころをずっとやわく包んでくれています。

Trust me 弾ける音とバリバリと空を割る音、初恋便り

HELLO HELLOの渡辺翔太さんに寄せて　渡辺さんソロパートの「からかってないよ Trust me」がだいすきだという歌。あの夏私が聴いたのは、ソーダ(ハニレモ映画)と雷の音(渡辺さんの歌)でした。渡辺さんと雷(神鳴り)、‪事あるごとに詠んでしまうのですが、アイドルと神様を重ねてしまうのがなんだか罪深いなと思ってしまう……　渡辺さんを神格化している(したい)わけではないんですけど、渡辺さんが確実に私の「担当」になったとき雷が落ちたみたいだったから……　渡辺さんと雷、私のサビです。

流れずにそこで燃えてる青い星 君の歌声発火の合図

渡辺翔太さんのお誕生日に寄せて　星は温度が上がるほど青に近づく メンカラが青だというのもありますが、渡辺さんは青い星のように仕事(アイドルであること)に対してとても熱い人だと思っています。そして、2021年のMORE11月号で歌は唯一感情表現できる手段かもと言っていたのが印象的でした。渡辺さんがこれからもたのしく、好きなように歌っていられますように。

今回この企画のおかげで多くの方に自分の短歌を読んでもらえたことも、感想も、本当にめちゃめちゃうれしかったです！！何回も読み返しています😚　感想が本当にうれしかったので私もちゃんと“すき”を言葉にしていきたいです。

改めて素敵な企画に参加させていただきありがとうございました！！🍇